KAWAIの主要モデルやショパンコンクールにも採用されるShigeru Kawaiの魅力とは?
KAWAIは日本の老舗ピアノメーカーです。
創業者の河合小市氏は楽器の発明家、経営者の二面で天才的な能力を持つ人物でした。
11歳の頃にヤマハの前身、山葉風琴製造所に入所して楽器作りの道を歩み始めます。
この頃に海外のオルガンの修理を頼まれ、そこでピアノに強い関心を持つようになり、自身で日本初のオルガンを作り上げてしまいます。
INDEX
ピアノメーカーとして立ち上がる
1920年代当時、ピアノはとても個人では所有できないほど高価なものでした。
そこで河合小市と仲間達は、「安価で良質なピアノ」の生産を目指して1927年に河合楽器研究所を設立しました。
まもなくしてアップライトピアノが完成し、世間から河合製のピアノが認められるようになった頃、第二次世界大戦が始まり生産を行っていた工場が戦火により消失してしまいます。
そんな窮地にも屈せず、1948年には再度ピアノの生産が行える体制を整え、1950年には戦後初めてのグランドピアノが生産されるようになりました。
河合小市は1955年に69歳で逝去しましたが、その遺志は現在のKAWAIにしっかりと受け継がれています。
KAWAIの最上位モデル、Shigeru Kawai
KAWAIブランドの最高級グランドピアノ、Shigeru Kawaiは二代目社長、河合滋のピアノ作りの哲学を具体化したものでした。
またこの哲学は河合小市の遺志でもある「楽器の生産効率よりも本当に素晴らしいピアノを提供する」という考えにも通じています。
構成するパーツは素材から拘り抜き、それを形として仕上げる職人は全て専門の熟練者のみ。
また、伝統だけを重んじて作られているのではなく、KAWAIの技術力を最大限に生かし最新の音響工学に基づいた内部設計が行われているのも特長となっています。
ショパン国際コンクールにも公式採用されている
ピアノの世界には三大コンクールと呼ばれるものがあります。
それはチャイコフスキー国際コンクール、エリザベート王紀国際音楽コンクール、ショパン国際ピアノコンクールの三つにあたります。
中でもショパン国際ピアノコンクールはショパンの祖国ポーランドで5年に1度だけ開催される最も権威ある大会です。
このコンクールでは複数用意されたピアノを予選から本選までピアニストが選択することが出来ます。
前回の2015年大会ではYAMAHA、Stanway、FAZIOLI、そしてShigeru Kawaiが採用されています。
このことからもShigeru Kawaiのピアノは世界の一流ピアニストからも支持を受ける由縁となっています。
KAWAI Shigeru Kawaiシリーズの買取相場
Shigeru Kawaiの究極のフルコングランドピアノ
SK-EX買取金額
ショパン国際コンクールでも使用されているKAWAIのフラッグシップピアノ。
買取予想金額2,300,000~3,700,000円
中古取引価格10,000,000円から11,689,000円
Shigeru Kawaiのハイエンドグランドピアノ
SK-7買取金額
フルコンに迫るKAWAIのハイエンドセミコンテストピアノ。世界のコンテスト入賞者も愛用するパフォーマンスに優れた一台です。
買取予想金額1,100,000から2,000,000円
中古取引価格3,500,000円から5,500,000円
KAWAI EX-Lの買取相場
EX-L買取金額
長らくKAWAIブランドのフラッグシップとして多くのピアニストから愛用されてきたフルコンサートピアノEXの後継機として誕生した新世代モデルです。
買取予想金額4,500,000から6,500,000円
中古取引価格11,500,000円から15,500,000円
KAWAIのピアノを高く買取してくれるお店はどこ?
古いヤマハ・カワイ専門ピアノ買取911
サービス名の通り、古いピアノも高価買取してくれるピアノ買取911さん
それを実現している理由は買取したピアノを整備して世界の子供たちにピアノを届けるという使命の元、海外での販売網を持つことが強みとなっているようです。
ぴあの屋ドットコムさん
新品・中古ピアノの売買を行っているぴあの屋ドットコムさんは調律士が代表を勤めるピアノのプロショップ。
中古品のピアノは動画配信をして状態や音を紹介している点も好印象です。
買取では確かな目利きとピアノをリメイクできる強みを生かして、業界相場よりも高く査定を行えるようです。