Steinway&Sonsのピアノが一流と云われる理由。買取店選びのポイント

Steinway&Sonsのピアノが一流と云われる理由。買取店選びのポイント

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モノテラス編集部

Steinway&sonsと言えば、音楽に携わる世界中の人が一流と認めるピアノブランドです。

一体なぜ、Steinway&sonsのピアノはこれだけ多くの人々に愛され続けているのでしょうか。

その理由にせまるべく、今回はsteinway&sonsの会社の生い立ちや、製造しているピアノの魅力、代表的なモデルなどを詳しくご紹介します。

steinway&sonsのピアノに興味を持っている方はぜひ参考にしてみてください。

 

Steinway&sonsの生い立ち

Steinway&sonsを起ち上げたヘンリー・スタインウェイは、元々はドイツで家具職人をしていた人物です。

1830年代にピアノ作りを始め、「シュタインヴェーク」というブランドでピアノ製造を続けたのち、1850年にアメリカに移住。

移住の際、ドイツでの名前であったハインリヒ・エンゲルハルト・シュタインヴェークを英語風に改名し、今日知られているヘンリー・スタインウェイとしています。

なお、ドイツのピアノブランド「シュタインヴェーク」は、スタインウェイ一家の移住の際、ドイツに残った長男テオドールが経営に携わっていましたが

テオドールがSteinway&sonsへの参画のためアメリカに呼ばれたことをきっかけに、共同経営者と職人に売却されました。

 

Steinway&sonsは工場の移転を経ながら徐々に規模を拡大し生産台数も増え、現在も本社を置く企業城下町や、ドイツの生産拠点なども設置されました。

Steinway&sonsのピアノはそれまでの製造方法とは一線を画した革新的なものであり、豊かな音色や優れた機能性などが注目され、世界中のピアノ製造者が学ぶところとなりました。

単なるブランドの製品としてだけではなく、ピアノの歴史自体に大きな影響を与えたと言えるでしょう。

しかし、会社の経営自体は安定しているとは言えない状態が続きます。

製造に多数の木材を必要とすること、完成まで多くの手間と長い時間を要するため大量生産が難しいことなどが主な原因です。

1995年にはアメリカの楽器メーカーの傘下に入り、複合企業体「スタインウェイ・ミュージカル・インスツルメンツ」を構成する1つとなりました。

これが功を奏し、バブルの波にも乗って売上を伸ばしたSteinway&sonsは、楽器業界の不況のあおりから大きな影響を受けることなく、成長し続けました。

そして今日、世界中の音楽家やアーティストたちから絶大な支持を得るブランドとなっているのです。

なお、現在工場はアメリカ・ニューヨークとドイツ・ハンブルクの2ヶ所にあり、アメリカ工場ではアメリカに出荷する製品を、ドイツではそれ以外の地域に出荷する製品を製造しています。

 

Steinway&sonsのピアノの魅力

Steinway&sonsが製造するピアノの大きな魅力の1つは、設置する環境に左右されず上質の音を響かせられるという点にあります。

Steinway&sonsがピアノ製造を開始する前まで流通していたピアノは、サロンなど音の響きが伝わりやすい空間での使用を想定され、作られるものが主流でした。

しかし、Steinway&sonsは、設置した場所が音響的な条件の整っていない場所だとしても、音が空間に伝わりやすいよう、ピアノが響きを発する構造に工夫を施しました。

これがSteinway&sonsの特徴の1つです。具体的には、リムや響板、脚部なども含めピアノ全体に弦からの振動が伝わり音が響くような構造や、独自に改良したアクションレールの使用などです。

このような多くのこだわりを重ねることにより、音が広がりにくく収容人数の多い大ホールなどでも、上質な音色を響かせられるピアノが生まれるのです。

なお、音の響きをより豊かにする「交差弦」や内部に大きな響鳴空間をつくるとともに耐久性を強固にする「アイアンフレーム」など、120以上の特許を取得しています。

Steinway&sonsのピアノの音は、伸びが良く、力強さがあり、繊細なタッチにも対応でき細かなところまで表現ができるとして、多くのアーティストに絶賛されています。

その魅力は世界的に認められており、1850~1860年代にかけて世界各国の数々の賞を受賞したほか、時のイギリス王室御用達の称号を得るほどでした。

 

現在、Steinway&sonsのピアノは高級ピアノ市場の8割を占め、また世界のコンサートホールに設置されたピアノの9割以上を占めるとも言われています。

Steinway&sonsのピアノを愛し演奏する「スタインウェイ・アーティスト」と呼ばれる人々は、2017年時点で約1,800人にものぼります。

スタインウェイ・アーティストの中には、アルトゥール・ルービンシュタインやセルゲイ・ラフマニノフなど、世界的に著名な作曲家のほか、ビリー・ジョエルやダイアナ・クラールなど、ジャンルの垣根を超えた多くのアーティストがいます。

また、Steinway&sonsのピアノは非常に耐久性に優れている点も特筆すぺきポイントです。

美しい音色を長く響かせるためには、強い耐久性を土台とした安定した調律が必要となりますが、Steinway&sonsのピアノはそれらの条件を全て高いレベルで兼ね備え、世代を超えて愛用できる楽器としても親しまれているのです。

なお、前項でも記述した通り、Steinway&sonsはアメリカのニューヨークとドイツのハンブルクに生産拠点を構えていますがそれぞれの拠点によって製造されているピアノの構造が異なります。

ニューヨークでは伝統的な製造方法が継承され、ハンブルクでは近代的な手法を取り入れた工場で製造されています。

伝統と革新、どちらも大切にしながらピアノ作りがなされている点も、Steinway&sonsの大きな魅力と言えるでしょう。

 

代表的な機種

Steinway&sonsでは、グランドピアノとアップライトピアノが製造されています。

まず代表的なモデルとして挙げられるのが「D-274」です。

コンサートなどでの使用に関し圧倒的な支持を集めているグランドピアノで、Steinway&sonsにおいて最も主力的な商品です。

重厚さと荘厳さを合わせ持つ美しさはさすがの貫禄、世界中のどのようなステージでも見劣りすることがありません。

全てのパーツが時間をかけ丁寧に作られており、本体のあらゆる部分からその精巧さがうかがえます。

リムはメープル、響板はシトカスプルース、steinway&sonsが代々使用する設計を実現できる、最高級の木材だけが使用されています。

小さな音も大きな音も情感豊かに表現でき、広いホールのすみずみまでも音色を響かせられる、世界最高峰の高級グランドピアノです。

 

家庭で使用したいという場合にぴったりなモデルが「S-155」です。

「ベビーグランド」とも呼ばれるタイプで、奥行きが155cmと非常にコンパクトであるため、限られたスペースのミュージックルームや自宅などにも設置しやすいことから人気を集めています。サイズは小さいながら、コンサートグランドピアノと同じ素材が使用されており、音色はしっかりハイレベルです。

オーソドックスな黒のほか、ウォルナットなど木目を活かしたデザインもあるため、インテリアに合わせてピアノを選びたい方にもおすすめです。

 

「K-132」は、グランドピアノと同じ素材・製造工程を経て作られているアップライトピアノです。

他社のグランドピアノよりも大きな響板を使用しており、よく伸び響く上質な音色を奏でます。

グランドピアノを設置できない場合でも、限られたスペースでコンサートのようなハイレベルな音を実現することができるでしょう。

プロのピアニストからピアニストを目指す子どもまで、幅広く満足できるオールマイティなモデルです。

自宅やホール、イベント会場など、さまざまな場所で音楽の可能性を広げてくれるでしょう。

 

音楽の素晴らしさを堪能しよう

Steinway&sonsは長い歴史の中で革新を繰り返しながら、伝統と近代的な技術の双方を活かし、常に音楽の世界をけん引し続ける存在です。

また、グランドピアノ・アップライトピアノとも豊富なモデルがあり、演奏家のニーズにこたえてくれるとともに、その音の表現をさらに豊かなものにしてくれます。

ぜひこの記事を参考に、Steinway&sonsのピアノの素晴らしい世界にふれてみてください。

 

Steinway&sonsはあらゆるモデルが売れる

さて、ここまでSteinway&sonsの生い立ちと魅力を知っていただけだと思います。

続いては中古価値について触れていきたいと思いますが、Steinway&sonsのピアノは基本的にどの年代、モデルでも高い価値があります。

ただ、注意していただきたいのはいくら価値のある物といってもピアノを買取してくれるところならどこでも高く売れる、ということではありません。

Steinway&sonsを売るのであれば、正確な鑑定をしてくれる査定士が在籍する専門店に任せることが大切です。

特に、世界三大メーカーのピアノの取り扱いに特化としているお店であれば安心して買取に出せます。

 

Steinway&sonsの買取おすすめ店舗一覧

 


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