エクスプラスのフィギュアシリーズを高額買取してくれるお店は?
株式会社エクスプラスは1986年に創業した企業で、ファッション雑貨、衣料品、玩具などの企画・製造・流通・販売を一貫して手掛けています。
玩具事業では特撮、映画、アニメなどのさまざまなジャンルのフィギュアをリリースしてきました。
国内外のライセンスキャラクターを問わず、「好き」という感情を大切にして、ファンの心を揺さぶる商品を作ることをモットーに開発に励んでいます。
開発されたフィギュアは一般小売店で販売されているほか、エクスプラスが運営している「少年リック」というECサイトからも購入することが可能です。
また、少年リックだけでしか買えない限定フィギュアもあります。
INDEX
エクスプラスのフィギュア
エクスプラス製のフィギュアは、ウルトラマン、ゴジラ、ドラゴンボール、仮面ライダー、ポケモンなどバラエティ豊かで、シリーズ毎に特徴が異なります。
「大怪獣シリーズ」は、ウルトラマンやゴジラなどのキャラクターを、実際のスーツの設定を元に造形したシリーズです。
そのためウルトラマンだと、スーツの皺までリアルに再現されています。
大怪獣シリーズ
大怪獣シリーズでは、ゴジラやウルトラ兄弟、バルタン星人、ゴモラなどの人気キャラクターはもちろん、マイナーなためなかなかフィギュア化されていない怪獣も立体化されているのです。
「ムルロア」「ファイヤーモンス」「オクスター」「ザニカ」「バルダック星人」これらの怪獣の名前をすべて知っている人は、根っからのウルトラシリーズファンでしょう。これらの怪獣は昭和ウルトラシリーズで1回登場したきりで、その後のテレビシリーズに再登場していないのです。こうした認知度の低い怪獣でも、予約受付をして生産しています。大怪獣シリーズのなかで人気が高いのが「ウルトラマンベリアル 発光ver.」です。ウルトラマンベリアルは、ウルトラ戦士でありながら悪の力を手にしたウルトラマンです。
『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』で初登場して以降、その後もテレビシリーズや劇場版で継続して登場するようになりました。大怪獣シリーズのウルトラマンベリアルは、鉤爪状の手をかかげて、相手を挑発するようなポーズをとっています。
ディティールを細かく再現しているのはもちろんのこと、発光用台座を使うことで目とカラータイマーが光る仕組みになっています。
限定商品で現在は予約受付を終了しています。
生産されたのは2017年のことですが、Amazonが公表している大怪獣シリーズの人気ランキングで、未だに上位に位置するほどの人気ぶりです。
少年リックでの価格は12,960円でしたが、今は30,000円弱で取引されることもあります。
この大怪獣シリーズから派生したのが「東宝30cmシリーズ」です。
東宝30cmシリーズ
歴代のゴジラやゴジラシリーズに登場する怪獣を30cm前後のサイズでフィギュア化したものです。
東宝30cmシリーズは2019年12月時点で39種類がリリースされていますがその3分の1を、世界の怪獣ファンから評価されている
怪獣造形作家の酒井ゆうじ氏が担当しています。酒井氏は第1回アートプラ大賞を受賞してからプロとして活動し
さまざまな怪獣造形に携わってきました。酒井氏がもっとも得意とする怪獣がゴジラです。
酒井氏のゴジラは、ゴジラスーツの再現が優れており、生物感・躍動感が高いと国内外から称賛されています。
東宝30cmシリーズで酒井氏が手掛けているのはもちろんゴジラ。
1954年の初代ゴジラから2016年のシン・ゴジラまで、幅広いゴジラの造形を行っています。
大怪獣シリーズ・東宝30cmシリーズよりも一回り大きいのが「ギガンティックシリーズ」になります。
その全高は40~50cmもあり、存在感のあるフィギュアになっています。
ギガンティックシリーズ
ギガンティックシリーズで展開されているキャラクターはゴジラやウルトラマン、ドラゴンボールなどです。
ウルトラマンからは主役のウルトラ兄弟が立体化され、ゴジラは平成ゴジラ、シン・ゴジラ、ハリウッド版ゴジラとバージョンが豊富です。
ドラゴンボールは『Z』『GT』『超』の各テレビシリーズから人気キャラクターたちがフィギュア化されています。
大きさがウリのギガンティックシリーズのなかでも特に存在感があるのが「ゴジラ 2019」です。
2019年に公開された『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』に登場するハリウッド版ゴジラを立体化したものになります。
ハリウッド版ゴジラの特徴は、日本のゴジラより肉付きがよくて大きいという点です。
その造形を完全再現したのでフィギュアも大迫力に仕上がっています。
頭まで高さは約47cm、尻尾の先の高さになると約53cm、そして全長が約97cmと1m近くあり、全幅も34cmあるのです。
「ゴジラ 2019」は一般流通版と限定版の2種類があり、大きさは同じですが限定版のほうは、放射熱線を発射する直前の背びれの光を再現した塗装となっています。
ユニークなフィギュアを展開しているのが「デフォリアルシリーズ」です。その名の通りデフォルメとリアルを融合させたもので、全高10~16cmの2.5頭身のフィギュアにも関わらず、可愛さとカッコよさを併せ持った造形となっているのが特徴です。
小さいながらも顔をリアルにして細かい造形を省かずに再現することで、てのひらサイズにキャラクターの魅力を凝縮させているのです。
デフォリアルシリーズ
デフォリアルシリーズではゴジラや仮面ライダー、ウルトラマンなどのキャラクターの他に、『IT』のペニーワイズや『死霊館のシスター』のヴァラクといった海外映画のキャラクターも立体化されています。
デフォリアルのなかでも需要が高いのが「ゴジラ 2016 第4形態」です。
デフォリアルのシン・ゴジラは、第2形態、第3形態、第4形態覚醒、凍結ver.など種類が多いのですが、「ゴジラ 2016 第4形態」の買取相場は群を抜いて高いです。
サブカルグッズを取り扱い、全国展開しているまんだらけの買取表では、他のゴジラは5,000~9,000円となっていますが、「ゴジラ 2016 第4形態」の価格は25,000円になります。
ちなみに、少年リックでの販売価格は5,940円だったので約4倍の買取価格です。価格が高騰しており、需要が高いことがわかります。
デフォリアルと同じく一風変わった特徴を持つのが「やわらかいじゅうシリーズ」になります。やわらかいじゅうはデフォリアルと違い、原作に忠実な造形ですが、その名の通りぬいぐるみのように柔らかいのです。柔らかさの秘密は軟性ソフビ。
これで成型をしてさらに内側に綿を詰めることで柔らかいフィギュアに仕上がるのです。やわらかいじゅうシリーズで立体化されたのは、「ムルチ」「ヘドラ」「タッコング」など見るからに柔らかそうな怪獣たちが多いです。
リアルマスターコレクション
ここまで紹介してきたシリーズはどれも商品素材として主にソフビが使われていました。
素材にポリ樹脂を使うことで原型のクオリティをより忠実に再現したのが「リアルマスターコレクション」です。
原型は大怪獣シリーズと同じものですが、ポリ樹脂を使うことで成型の際に発生する誤差を極力抑え、ディティールのクオリティを上げることに成功しています。
ポリ樹脂なので重量感があり、大怪獣シリーズではなかった専用のディスプレイ台座もついてきます。
高いクオリティを誇るリアルマスターコレクションの中でひときわ目を惹くのが「轟天号対マンダ」です。
これはキャラクターの立体化という枠を超え、シーンの再現をした作品になります。
1963年に公開された東宝映画『海底軍艦』から、海底軍艦 轟天号と巨大海底龍 マンダの戦いを精巧に再現。
劇中と同じように、マンダが轟天号に巻き付いて締め上げています。
轟天号は艶のある装甲が美しく、マンダは背びれやうろこ一つ一つの造形が光っており、無機と有機の対比が鮮やかな芸術性の高い立像です。
予約受付で49,680円で販売された品ですが、2019年12月時点でのまんだらけの買取表では80,000円となっています。
買取価格が当時の販売価格を上回っていることから、まさにマニア垂涎の逸品であることがわかります。