スペクトラムアナライザの高価買取店
スペアナもネットアナ(ネットワークアナライザの略)と同様に高額な測定器です。
超高額モデルですと1000万以上するものもございます(!)
安価なものならば10万円台で購入できますが、それでも会社や大学の研究所で何台も使用するとなると、やはり高額な出費になってしまいますよね。
というわけでして、スペアナも高い売り需要と買い需要が保たれた測定器です。
INDEX
スペクトラムアナライザの査定の相場は?
「新しいモデル」「正常に起動する」「信頼性のあるメーカー」のものでしたら、高価査定を期待してもいいでしょう。
その反対は言わずもがな、どんどん相場は下がっていってしまいます。
これは測定機器では毎度おなじみの相場の変動の条件ですね。
スペクトラムアナライザの能力~どんな測定器?~
スペクトラムアナライザとはズバリ、入力した信号・周波数にどんな成分がどのようになっているのか測定してくれる機械です。
そしてその結果を、横軸を周波数、縦軸を電力または電圧とする二次元のグラフでわかりやすくグラフィック、数値として画面に表示してくれるのです。
またスペクトラムアナライザの中にも高周波用と低周波用があり、高周波は通信関連、低周波はオーディオ関連の計測に使われることが多い。
使用者の知識次第で応用できるスペアナ
どのような用途でスペアナを活かすかは、使用者の環境によって千差万別です。
細かな使用例を説明していきますと、どうしても電子工学の込み入った話になる為、割愛させていただいて
測定できる対象物とその使用例を簡潔に紹介させていただきます。
一例としては、皆様にはお馴染みの無線機や送信機の研究、設計、検査、保守、修理において、送信波そのものやスプリアスを観測するのに使用されます。
スプリアスという見慣れない単語がでてきましたが、スプリアス( spurious)とは、高調波、低調波、寄生振動などによって発生する目的外の電波のことです。
実はこのスプリアス、すべてとはいえませんが電波障害の原因となってしまうことがあるんです。
スプリアスによって発生した電波障害をスプリアス妨害と呼びます
そして正常な電波の障害となるスプリアスの計測にスペクトラムアナライザが力を発揮してくれるのです。
ただし、その妨害電波を測定できるかどうかは使用者の使い方次第であり、スペアナが自動的に実行してくれるわけではありません。
ですので、スペアナをうまく利用するには使用者の知識が必須になってくるわけです。
記事の最初に入力した信号にどのような周波数のどんな成分がどれくらい含まれているかを測定してくれる機械”であると筆者は記載しましたが、周波数のどの成分が妨害電波に当たるのかという判断も使用者に委ねられます。
スペアナの高額査定を期待できるメーカー
これから紹介するスペクトラムアナライザのメーカーはどこも高性能な測定機器を世に送り出している老舗メーカーです。
世界的に高い信頼性を誇っております。
もしも今現在、使用しなくなった下記メーカーの測定器を所有しており、モデルも新しものだとしたら、試しに査定にだしてみてはいかがでしょうか!
キーサイト・テクノロジー(Keysight Technologies)
テクノロジー企業のスタートアップの地、「シリコンバレー」の祖にあたる企業がアメリカのヒューレット・パッカードです。
計測器のメーカーとしてヒューレット・パッカードが立ち上がり、計測器部門としてアジレント・テクノロジーが独立後
理化学・分析機器の分野はアジレント・テクノロジー、電子計測器の分野はキーサイト・テクノロジーに分かれています。
Rohde&Schwarz(ローデ・シュワルツ)
ドイツのテクノロジー企業、R&Dは古くからRF計測器のトップメーカーとして認知されています。
株式会社アドバンテスト (Advantest Corporation)
日本の半導体デバイス測定器などの大手メーカー。
アンリツ株式会社
日本の電子計測器などを作る会社で、さまざまなテストソリューションを提供しております。
テクトロニクス( Tektronix)
アメリカのオシロスコープやロジックアナライザを供給する計測器メーカー。
自作スペアナに値はつくのか?
電気工学系に詳しい方であれば、「スペアナを一から自作する」というのもなんら珍しいことではないようですが、筆者からすれば尊敬でしかありません。
するとそれを買取に出したらどうなるかといえば、残念ながらほとんどのお品物が買取対象にならないのが現状です。
ただし、キットで市販されている物であれば、アマチュアの方が無線機器などの調整に使用するため、中古需要がある場合があります。
キット品の取り扱いは業者さんによって様々なので、まずは買取してくれるか相談してみましょう!
スペクトラムアナライザを初めて査定にだす方
まずはメーカー・モデル・型番の正確な情報をお伝えいただけると正確な査定に繋がります
付属品もきちんと揃っており、状態に問題がなければさらにプラスの査定となるでしょう。
保管している間にメンテナンスにも気を使わなければ埃やカビまみれになってしまいますから、状態の良いうちに査定に出すのが良いかと思われます。