Neve1073とは? Neve製レコーディング機材の中古需要について
Neveは一般的にはあまり知られていませんが、レコーディングの世界においては一人のエンジニア、そしてレコーディング機器の名ブランドとして神格化されています。
ここでいうNeveとは1970年代まで存在したNeve Electronicsのこと指しています。
創業者のRupert Neve氏はブリティッシュサウンドの生みの親とも称される伝説的な人物です。
1927年生まれのNeveは幼少の頃から電子機器の修理や自作が得意でした。
イギリス海軍の兵士となった17歳の頃には、その才能を生かして演説用のPAシステムも手掛けています。
その後、1950年代にはCATVの黎明期にチーフエンジニアとしてのキャリアを積み、1960年代にいよいよレコーディングエンジニアの世界に飛び込みます。
当時、Desmond leslieから音響デバイスの制作依頼が入り、Neve Electronicsを設立。
その後、フィリップス・レコードのコンソールシステムの構築も手掛けるようになります。
INDEX
Neve 1073の誕生
Neveを象徴するモデル1073は1970年代にロンドンのウェセックス・スタジオからの仕事の依頼で誕生しました。
ウェセックス・スタジオといえば「ザ・クラッシュ」「セックスピストルズ」「クイーン」といった伝説的なアーティスト達がこぞって録音に訪れ名曲を生み出したスタジオです。
そのウェセックス・スタジオが新しくミキシングコンソールを導入するにあたって、ルパート・ネーブ氏に制作を依頼。
完成した28chミキシングコンソールに組み込まれていたのがNeve1073でした。
Nave 1073は古典的なソリッド・ステート式のプリ/イコライザ機能を持つモジュールアンプです。
アナログ全盛のブリティッシュサウンドを決定づけたモデルで、何世代にも渡ってレコーディングスタジオやアーティストに愛され続けています。
Neve1073オリジナルの中古需要
前置きの通り、Neve 1073は音楽の歴史に大きな影響を与えた重要な機器です。
現在もユーザーは多く、オリジナルの動作品は50~100万円ほどの相場で売買されています。
年代物の為、なによりも程度が重視されます。
動作したとしてもずさんな修理がされている物は極端に価値が落ちてしまい
逆に壊れていても当時のオリジナルそのままの状態であれば高額になる可能性が高まります。
レプリカモデルも人気
現在、1073のオリジナルは生産されていませんが、正式な復刻モデルや1073をオマージュするサードパーティー製の物が存在します。
いずれも中古売買において非常に人気の高い機種となっています。
1073を売るのであれば、専門の中古買取店へ
いくら伝説の機器といえど、マニアックなジャンルには変わりありません。
もし1073を所有していて売却を考えているのであれば、中古のレコーディング機器を販売する業者や専門に買取をしているお店に相談しましょう。
下記ではオススメの中古買取店を一覧にしてご紹介しておりますので、参考にしてみてください。
2020/04/18 買取店を調査中です。